4.2 総合案内所
国文学科2年 野澤淳那
1.調査概要
誰もがわからないことがあれば尋ねる案内所。その案内所でどれほど外国語が使われているか調査した。
調査対象は東京23区19店舗、東京近郊15店舗である。
2.結果報告
@-1 ぶら下がっている看板には何語で書かれているか?
●東京23区
日本語のみ 0店 英語のみ 4店 日本語+英語 3店 看板がない 12店
@-2 カウンターに書かれている文字は何語で書かれているか?
●東京23区
日本語のみ 4店 英語のみ 6店 日本語+英語 3店 看板がない 6店
●東京近郊
日本語のみ 5店 英語のみ 4店 日本語+英語 4店 看板がない 2店
@-3 たて看板には何語で書かれているか?
●東京23区
日本語のみ 1店 英語のみ 0店 日本語+英語 1店 看板がない 17店
●東京近郊
日本語のみ 5店 英語のみ 3店 日本語+英語 0店 看板がない 7店
A−1 『インフォメーション』画像は流れているか?
●東京23区 流れている 2店 流れていない 17店
●東京近郊 流れている 0店 流れていない 15店
A−2 『インフォメーション』『お知らせに』何言語使われているか?
●東京23区 日本語のみ 1店 日本語と英語 1店
B−1 掲示板はあるか?
●東京23区 ある 2店 ない 17店
●東京近郊 ある 3店 ない 12店
B−2 何言語使われているか?
●東京23区 日本語のみ 2店
●東京近郊 日本語のみ 3店
3.結果を見て
思っていたほど全体的に外国語は取り入れられていないようである。なぜ外国語が取り入れられていないかとインタビューをすると、郊外ではあまり外国人のお客様は来られないというのが理由の一つだそうだ。また、日本語のほかに英語を取り入れている所でも、なぜ、その二言語だけなのかと聞くと、他言語を話されるお客様には英語で事足りるということだ。どうしても必要な場合は総務に登録してある外国語会話のできる者を呼び出すと言うところもある(立川高島屋)。
総合案内所はどこにでもあるものだと思っていたが、ないというところもあった(三越恵比寿、小田急百貨店町田店)。そして、日本語ならば、『案内所』という漢字表記かと思えば、『インフォメーション』と、カタカナ表記の所もあった。(伊勢丹相模原店)また、外国人だけでなく、障害を持った方への対応として筆談紀をおいている所も(伊勢丹吉祥寺店)。これは、障害者だけでなく外国の方にも使うそうだ。
この調査結果では区内、郊外ではっきりとした差がないことに私は意外だと思った。