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臨時的掲示物からみた銀座

店舗ジャンルごとの臨時的掲示物に関して

国文学科2年 森直紀

調査データ

全体の店舗数の合計は398店舗で、店舗数は調査範囲によって様々だったが、デパートなどの大型店舗があるところは、店舗数が多いように感じた。私が調べた中央通り北西側は、小さな店舗がいくつか並ぶ通りで、人通りも少なく静かな雰囲気の通りであった。

-デパート飲食店服飾銀行楽器その他合計
店舗数5店舗36店舗22店舗5店舗2店舗32店舗102店舗

図1

図2

ハイブランドの店舗に関して

-店舗数
赤瀬(中央通り北東側)2店舗
田中(中央通り南東側)3店舗
納谷(中央通り南西側)3店舗
森(中央通り北西側)1店舗
中央通り全体9店舗

ハイブランドの店舗には、臨時的掲示物はみられなかった。
ハイブランドの店舗は出入口が広い印象があり、臨時的掲示物があると窮屈に見えてしまうので、掲示物がなかったのではないかと考えた。ハイブランドの店舗という独特の高級感を保つためにも臨時的掲示物を極力設置しないようにしているのではないだろうか。

店舗の種類別にみて

店舗の種類別にわけてみて、圧倒的に掲示物が多かったのは飲食店である。
季節のメニューやそのお店のいちおしメニューなどをお店の前を通った人にわかってもらえるような目立つ掲示物が多かった。しかし、日本語と装飾的な効果をもつ英語が表記されているものがほとんどで外国人むけに作られた掲示物とは言えないものがほとんどであった。
また、服飾では季節ごとの服を宣伝するものや、調査した時期でゆうなら、クリスマスや歳末セールに関する広告の掲示物がみられた。ユニクロ(図1)のように海外でも活躍している店舗の掲示物には、日本語を訳す他言語表記がみられた。


図3

図4


ハイブランドのお店というのは、だれでも入ることのできるお店ではないため、図3や図4のような誰もが入ってみたくなる掲示物は必要ないのだと思う。

図5




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