調査目的

銀座という街がどういう街なのか。という疑問にたって、新聞等のメディアが銀座をどういった記事内容で取り上げ、どういった風に表現しているかを調べる。また、メディアが取り上げ表現した銀座は、日本の代表的な都市であると言える。この銀座に来る外国人観光客も沢山いるはずである。
そこで、日本に訪れる外国人の数とメディアが取り上げる銀座の記事内容を比較して、関連性を探してみる。銀座で何か世界的なイベントがあれば日本に来る外国人客も増えるのではないかという仮説に立って、この調査を進める。

調査方法

まず、日本に訪れる外国人の観光客の数を、日本政府観光局のサイトにて発表されている、訪日外客数のデータを参考にする。以下URLは日本政府観光局のサイトである。

http://www.jnto.go.jp/jpn/tourism_data/visitor_data.html

ここに記載されているデータは2009年∼2011年9月までのものである。(11月までは推計値として表記されている)また、記事検索は毎日新聞のWebサイトで行う。毎日新聞を選んだ訳は、日本の三大新聞の中で、唯一過去の記事を無料で検索することができるからだ。ほかの2紙は過去6ヶ月以内と短い期間であったため、今回は毎日新聞で行うことにする。検索期間は上記の観光庁のデータと比較するため、同じ時期を検索期間とする(2009.1∼2011.11)。
記事検索は、

http://mainichi.jp/index.html

毎日新聞の公式サイトの記事検索欄で「銀座」というワードを検索する。検索範囲は上記で定めた期間で、一月ごとに検索をかけデータを集計する。ただし、検索結果で出てきた記事でも、記事の書かれた日付がその該当月でない場合は除外する。月ごとにどういった内容の記事が扱われていたかを数値化して、比較するため、記事内容を種類ごとに分類する。
記事は次の通りの8種類に分析した。

① 販売系
 デパートやショップが新しく○○を販売といった内容の記事。
② イベント系
 デパートやショップ等がフェアやセールといったイベントを開催することを知らせる記事。
③ オープン系
 デパートやショップが新しくオープンすることを知らせる記事。
④ 芸能系
 映画の試写会・芸能人によるイベントなどを扱った記事。
 これは、日本人によるものと、外国人によるものの二つに分ける。
⑤ 犯罪系
 犯罪の現場などといった犯罪絡みで扱われているもの。
⑥ 関連なし①
 銀座という名前は記事に出ているが、インタビューの場所であったりと、銀座については何も書かれていないもの。
⑦ 関連なし②
 東京都中央区の銀座でないもの。
⑧ その他
 ①⑧のどれにも含まれないもの。

以上の記事件数について、観光庁の訪日外客数データと、毎日新聞の月ごとの種類と比較する。


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