このトピックでは臨時的掲示物の形式について述べていく。
以下は臨時的掲示物の形式に関する調査データである。
形式 | 張り紙形式 | POP形式 | ボード形式 | 垂れ幕形式 |
枚数 | 106枚 | 26枚 | 32枚 | 5枚 |
形式に関しては、張り紙が最も多かったのだが、注目をしたいのはボードの存在である。張り紙などと違い店舗に接着せずに済み、人の通りにより近く、角度も人から見えやすい位置に設置することができる。さらに、今回の調査で、ボードは他の形式より大きいものが用いられることが多いことがわかった。つまりボードは、スペースが広く必要になるものの、店舗の外観を損なうことなく、サイズの大きなもので情報をアピールすることができる形式であることがわかった。(画像1)
画像1
また、ボード形式には手書き形式のものもあった。(画像2)
銀座中央通りにおける臨時的掲示物の印刷と手書きの内訳は以下のとおりである。
印刷 | 155枚 | 手書き | 14枚 |
表をみてわかるように、ほとんどと言っていい数の臨時的掲示物は印刷されてできている。印刷であれば、手書き程の手間はかからない上に仕上がりはきれいになるため、手書きより数が多くなりがちである。
だが手書きならば下の画像のように蛍光色を用いて、手書きにない独特の質感で華やかに演出することもできる。また、この場合はブラックボードを使っているため、何度も書き直して使うことができ、コスト面からみても優れている。