今回の調査にはgooブログ( http://blog.goo.ne.jp/ )を使用した。
集計・分類の方法については、以下の定義を参照してほしい。
1.検索結果の表示順は「適合順」にし、その他の検索オプションはデフォルトのままにしておく。
2.上位100件のブログ記事を読み、記事の内容と、筆者の性別、都道府県を情報の得られる範囲で分類する。
3.同一ブログで内容の違う記事がある際は、それぞれ1つとしてカウントする。
また、記事内に2つ以上の話題があった場合は、一番銀座についての関連が強く、より多くの文字数で
書かれているものを優先する。
4. プロフィールについても、3と同様に一つの記事に対してそれぞれ情報を収集する。
<gooブログ検索結果 約21000件のうち上位100件>
http://blog.search.goo.ne.jp/search_goo/result/?MT=%B6%E4%BA%C2&mod=&dc=10&st=score&from=blog&sp=&ts=goo
*その他の内訳:祭事、個展、イベント、観劇等
<「銀座」 gooブログ評判分析>
[ 仮説①について ]
最も話題にされていた記事は、「店舗による店舗紹介」であった。今回調査をした中で、新規オープンに関する記事が何件か見受けられたことから、銀座は比較的店舗の入れ替わりの激しい地域なのではないかと推測する。このような激戦区において、他の店舗よりも多く新規顧客を獲得する為には、様々な方面からアプローチすることが重要だと言えそうだ。
[ 仮説②について ]
gooブログ評判分析を見ると、記事を書いている年代は20代・30代が多かった。この結果から、銀座という街は社会人層の好む地域なのではないかと考えた。40代も少なくないことから、やはり金銭的に余裕のある層の人々が訪れている印象を受けた。
しかし一方で、10代の若年層も40代と同じくらい見受けられた。これは、有名百貨店や海外の大型ファストファッション店の新規出店が理由の一つとして挙げられる。また、仮説①で「店舗による店舗案内」をしていた店の傾向を見ても、若者向きの飲食店が主であり、ブログという媒体から発信するということは、受け取る側もこのようなツールを好む若い年代であることを想定している、と言えるのではないだろうか。この点と合わせて、仮説②でのステレオタイプな「銀座」のイメージは少しずつ崩れていっているのではないかと考察した。