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Group6 仮説5・仮説6

調査に使用した質問項目

Ⅱ-⑥あなたがメールを作成する際、以下の(1)~(9)の相手に対して、タイトルをつけますか?

[回答]
「1:つける」「2:場合によってつける」「3:つけない」の中から最もあてはまるものを1つ選択。

タイトルの有無に関する仮説

⑤親世代の方が子世代よりタイトルをつける割合が高い
⑥男女でタイトルをつける割合に差は無い

上記の仮説の検証の為に
・世代別のタイトルをつける頻度
・性差でのタイトルをつける頻度
をそれぞれアンケートを元にスコアを出した。

スコアの算出方法は ①つける=2点、②場合によってつける=1点、③つけない=0点 とそれぞれ定めた。

また、性差を出す際に使用した数値は「子世代」の男女の物とした、世代を考えない性差を出したかった事、さらに子世代の男女が同数のサンプルがあったためこのような形を採った。

仮説⑤について:データの結果

世代別スコア

タイトルの有無

「1.つける」または「2.場合によってつける」を選択した人の数

タイトルの有無

データの結果まとめ

■ 仮説の⑤について
当初の仮説の通り親世代の方が子世代よりタイトルをつける割合が高いことがグラフによってはっきりと分かった。
しかし、一斉送信のメールに限っては仮説の通りの結果が得られなかった。

考察

仮説が正しかったのが分かったが、その理由まで考えていなかった。
「目上、目下の人に対するメール」のグラフが他のグラフに比べても顕著に子世代と親世代の差が見られたことから、「社会人」という枠組みに入る、または入っていた人は普段から送るメールで もしっかりとした形式を持たせる為に「タイトル」をつける傾向にあると考察した。
その為、子世代でも「一斉送信」という日常生活と比較して、ある程度社会的なメールにはタイトルをつける傾向にあると判断した。
このデータから、メールにタイトルをつけるという行為は子世代と親世代において、大きく意識の違いがあることが分かった。

仮説⑥について:データの結果

タイトルの有無

タイトルの有無

「1.つける」または「2.場合によってつける」を選択した人の数

タイトルの有無

データの結果まとめ

■ 仮説⑥について
概ね仮説の通り、男女においてタイトルをつける頻度に大きな差は出なかった。
しかし、「目下の異性」と「一斉送信」の項目に差異がみられた為、完全に仮説通りとは言い難い結果が得られた。

考察

データの結果を見て男女間において「目下の異性」と「一斉送信」のメールは差があると分かった。
そのことから、「男性」のほうが「女性」よりあまり親しくない人=目上、目下、多数の人に対してより、かしこまった形式を取るような傾向にあると考察した。
今回の調査では、すこしサンプル数が少ない事もあり少し不明瞭な結果が出てしまった。
もっと多くの子世代の男女からサンプルが集まればもう少しはっきりとしたデータが得られたと思う。

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