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Group3 仮説1:普段使用している単語ほど、和製英語の識別正答率が低い。

質問項目

次項の単語項目について、単語だけを提示した後

・使用頻度が「よく使う」「たまに使う」「まったく使わない」のどれであるか
・「外来語」か「和製英語」のどちらと思うか


を質問した。

質問項目

■エンフォースメント
■リサイクル
■インターネット
■メセナ
■スーツアクター
■ゴールデンタイム
■コインランドリー
■ガソリンスタンド
■コンセント
■スパッツ
■ロマンスグレー
■エフェクター

赤い文字の単語が外来語
青い文字の単語が和製英語



参照:例文で読むカタカナ語の辞典
   編集/小学館辞典編集部
   発行/小学館

   日本語になった外来語辞典
   編集/飯田隆昭・山本慧一
   発行/集英社

言語の使用頻度

図−1

表は言葉の使用頻度を「よく使う」「たまに使う」「まったく使わない」と質問し、それぞれ「2点」「1点」「0点」として計算した場合の使用頻度スコアです。インターネットが最も使用頻度が高く、エンフォースメントが最も低くなっています。インターネット、コンセントリサイクル・・・の順に縦に並んでいます。
赤が外来語で青が和製英語です。

平均点0.85

和製英語の使用頻度と正解数の散布

図-2

考察

図-2の和製英語の使用頻度と正解数の散布図から、「普段使う和製英語」は「普段使わない和製英語」に比べ、「外来語」であるという間違った認識をされやすい傾向にあるとわかった。

→これは、使用頻度が高い言葉ほど、普段意識して使用しなくなる為に、単純な「カタカナ=外国の言葉」といった思考に陥るためではないだろうか。
逆に、「普段使わない」言葉ほど、使用する際に言葉を意識する為、外来語か和製英語かを見分けやすくなるのではないか。

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