各雑誌における方言の使用傾向の違い



1.班テーマと調査概要

青年誌・少年誌・女性誌・少女誌の中で各雑誌の売上上位3位までの雑誌を調査対象として、雑誌における方言の使用の違いをキャラクターの性格、読者の年齢層の違い、雑誌内のキャラクターの男女の比較などから調査した。


2.分析対象データ

各雑誌区分の売上上位層雑誌


表1‐1 分析対象雑誌売り上げ順位一覧

 1位2位3位
少年誌週刊少年ジャンプ週刊少年マガジン月刊少年マガジン
巻号2009年11月9日(42_46)2009年12月2日(51_62)2009年12月15日(36_18)
作品_掲載話数3_213_295_18
青年誌週刊少年ヤングマガジン週刊ヤングジャンプビックコミックオリジナル
巻号2009年11月23日(30_52)2009年12月3日(31_47)2009年11月10日(42_26)
作品_掲載話数4_262_236_15
少女誌ちゃおなかよしりぼん
巻号2009年11月3日(33_18)2009年12月15日(51_17)2009年11月3日(56_12)
作品_掲載話数3_141_142_16
女性誌CooKieYOUBE・LOVE
巻号2009年11月26日(10_12)2009年12月15日(28_22)2009年12月15日(28_22)
作品_掲載話数0_103_197_14

全体のまとめ

今回、布川班は雑誌間比較ということで、キャラクターの性格の分析・読者の年齢層での方言の使用の違い・男女による方言使用頻度の違いの調査をそれぞれ行った。しかし、雑誌単位で調べていると時間の関係でその号の話しか見られないので、1つ1つの作品に重きを置くことはできなかった。そのためキャラクターの生育地などの詳しい情報が手に入らず、データ採取が不十分であった。せっかく多くの作品からデータがとれるので、さらにそれぞれのテーマに合わせて細かいデータの分析をやってみたい。
今回調査をやってみて、班のルールを決めるのが難しかった。主観的な判断にまかせてしまうようなルールになってしまったところがあった。明確で客観的なルールを決めてデータの打ち込みをしていかないと結果にばらつきがでてしまうことになるので、今回の失敗を各自次に生かせるようにしたい。
また、各雑誌における方言の役割が多少なりとも見えてきたように思われる。データが不十分な調査しかできなかったところもあったので、年齢層を広げるなど雑誌の種類を増やしてみたり、継続して買ってみたりなどしてさらに研究をしてみたいと思う。


Wikipedia 2009年12月27日~2010年1月13日

「現代日本語学入門」著・荻野綱男 発行日・2007年4月10日初版発行  発行者・株式会社明治書院


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