0312116 大川有希
表1
表2
[凡例]T:Twitter, F:Facebook, H:ホームページ, B:ブログ, P:テレビ番組, C:漫画
三地方のヒーロー300体を表にし、ヒーローが使っているメディア(項目はTwitter、Facebook、ホームページ、ブログ、テレビ番組、漫画)に○をつけたものが表1である。
また、ヒーローごとの都道府県毎の各メディアの使用において○1つ一点として計算したものが表2である。
東京都とその首都に近い埼玉県で点数が高くなっており、続けて岩手県、宮城県など東北方言使用地域がその次に高くなっている。このことから考察できることは東京都、埼玉県に関してはネット環境が整っているため、ツイッターなど携帯電話でもすぐに見られるメディアが多いことがあげられる。また、地方に値する秋田県や岩手県においては、TVやYouTubeのような動画サイトにおける情報の掲載が確認できた。このことは、地方番組の特徴であると言える。比較的自由な番組作りができると考察でき、その地方の方言キャラを使用することによって地方のPR活動にもなるのである。
鉄神ガンライザー(岩手県)に着目して見てみると方言キャラクターと標準語を使用するキャラクター、標準語を使用するある一定の事をすると方言キャラに変わるキャラクター、その番組のキャラクター設定に忠実なキャラ語を使用するキャラクターの四つのキャラクターがいる事が分かった。標準語から方言キャラクターに変わる例は少なく、比較的知名度のある超人ネイガーや鳳神ヤツルギなどと比べてみてもそのキャラクターは存在しなかった。またそのキャラクター等もその県に関する物で構成されていたりと地方をPRする意味合いが強いように感じた。
メディアによって報じ方が変わりその使われ方には差があることが分かった。作品的には地方をPRすることを目的とされている場合が多い。その為その土地の建物やその土地に伝わる伝説など補足がテロップで表示されることも珍しくない。全国に向けてだけでなく、その土地に住み、その作品を見ている子供たちに向けても自分のいる土地の歴史を知る手段として活用されていることがわかった。