0312126 腰原萌子
Q、友人に対してニセ方言を使いますか
図1
Q、「いいえ」と答えた方にお聞きします。ニセ方言を使わないのはなぜですか
アンケートを行ったところ「はい」と答えたのは24人中16人であった(図1)。男女別では、男性と女性は8人ずつだった(表1)。
「いいえ」と答えた人にその理由を尋ねたところ、主に「使う必要がないから」(必要性)と「使い方がわからないから」(方法)に分かれた(図2)。性別では大きく別れ、男性は必要性を、女性は方法を重視する傾向がある。
Q、地元以外の地域の方言を使うと、どのような効果があると思いますか
*これ以降の質問はニセ方言を使用する人のみ(16人)に回答してもらった。
全体の回答では「内容が軽い感じ」「親しみを持てる」「面白くなる」が大半を占めた(図3)。このことから、ニセ方言を使うことで相手と打ち解けやすくなる効果がある、または打ち解けるために内容の軽い雰囲気や面白さを演出する補助的な効果があると期待されていると思われる。
Q、地元以外の方言を使うとき、どのような場面で使いますか
全体では「言いづらいことを柔らかく伝えたい時」「楽しい気持ちを表現したい時」「場面に関わらずいつでも使う」が大半を占めていた(図4)。
このことから、人間関係を保ちつつも主張をしたい時にニセ方言を使用することが多いと思われる。それだけでなく、ニセ方言を楽しみながら使用し、応用が利くため特に意識しなくとも頻繁にニセ方言が使用されているとも考えられる。
効果と使用場面のアンケート結果から、ニセ方言には気楽さやお手軽な感覚を伴い、会話や感情表現を補助する効果が期待されているとことがわかる。 これらのことから、ニセ方言は簡単に使うことができ、会話や感情表現をより豊かにすることができると思われる。