0311065 梅原遥子
0311085 高田宗典
0311091 仲 宥人
0311094 名執桃子
大阪弁ステレオタイプが1980年代から現代に至るまでに変化があったかどうか、時代を遡ることによって調査する。また、これにより、漫画のキャラにも影響が及んでいるか、ジャンル別に検討する。
年代ごとに着目し、大阪弁使用キャラに変化が見られるか調査する。各ジャンル(バトル、ギャグ、スポーツ、恋愛)で大阪弁を話すキャラを選んだ。
表1 対象作品・データ概要
金水敏(2002)の文献を参考に、大阪ステレオタイプを定義付け、これをもとにジャンルごとに選出したキャラにどのように当てはまっているかを調査する。1980年代、1990年代、2000年代を10年ずつ3つの年代に区切り、各2冊ずつ1ジャンル計6冊×4ジャンル(バトル、ギャグ、スポーツ、恋愛)を対象作品とし、大阪弁のイメージの現れ方の変化について調査する。
始めに推測した通り、年代ごとに大阪弁のキャラのイメージに変化が表れていた。また、ジャンルごとにその変化には差があり、変化の仕方や現れる漫画の特徴も異なっていた。
引用文献リスト
・金水敏(2002)「近代語とステレオタイプ」東京大学国語国文学会
『国語と国文学』79巻11号 至文社 p87
・田中ゆかり(2011)『「方言コスプレ」の時代-ニセ関西弁から龍馬語まで―』岩波書店 p68