田中ゆかり
このサイトは、2014年度後期(水曜4限)に開講した基礎演習2の授業成果報告です。日本語社会に現れるヴァーチャル方言のありようについての調査・分析報告です。
「定番」のマンガの方言キャラとそのセリフを素材としたもの(5章、6章、7章、8章)、マンガとその実写映画とのキャラ・セリフの対照を試みたもの(4章)、テレビドラマの方言ヒロインとそのセリフに着目したもの(2章)、映画の吹き替えの「関西弁」キャラに着目したもの(3章)と、多彩です。
このようなことを通じて、方言ステレオタイプのあり方を知るだけではなく、先行研究で指摘されてきたステレオタイプが変容しつつあることも知ることができたようですし、また、方言キャラそのものの立ち位置や意味付けなども変わりつつあることが確認できたように思います。
本サイトに掲載したレポートは拙いところもあると思いますが、どれもヴァーチャル方言の「今」を映し出す鏡となっていると思いますので、ご一読いただけると幸いです。
なお、このクラスはBlackboardを活用しました。これらの管理や授業補助に博士前期課程2年の廣瀬義人さんにTAとして入っていただきました。廣瀬さんには、この報告書ならびにweb報告書の作成にも尽力をしていただきました。改めて、お礼申し上げます。