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0313033 平山直人
0313140 山田雄太郎

8.1.目的

2000年以降の漫画に出てくる広島弁キャラクターの印象が広島弁ステレオタイプとどのように異なっているかを知る。また、ジャンル・性別によってその印象が異なるかを見る。

8.2.調査対象の抽出方法

2000年以降に広島弁キャラクターが登場する漫画から男女それぞれ4人を対象とする。

8.2.1.調査対象作品・キャラクター

表1 対象作品リスト

表1 対象作品リスト

表2 対象キャラクターリスト

表2 対象キャラクターリスト

8.2.2.分析の方法

8.7.まとめ

今回比較した作品において、「君のいる町」は舞台が広島ということもあり、登場するキャラクターのほとんどが広島弁を話す。そのため広島弁というものは“日常を演出する”ための道具であるのに対し、それ以外の作品においては“キャラ付け”の道具として広島弁が使われているように感じた。

基本的に男女によって求められるキャラクター像が違うため性別によって印象に大きな差があった。性別比較でまとめたように男性にはステレオタイプのような役割を与えていることがわかった。しかし、ジャンルによっては「男らしさ」や「かっこよさ」といった男性が持つ印象をあえて女性に印象付けるために使われていた。

[引用文献リスト]

神鳥武彦編(1998)『日本のことばシリーズ 34 広島のことば』明治書院

田中ゆかり(2011)『「方言コスプレ」の時代-ニセ関西弁から龍馬伝まで-』岩波書店

田中ゆかり(2015)「方言は今やチャーミングな存在」『倫風』65(1)一般社団法人実践倫理宏正会

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