【男】
4人ともステレオタイプに当てはまる結果となった。「君のいる町」を除いた3人は「バトル」ものということもあり、かっこいい、怖い、男らしいに多くの得点が集まった。「ラブコメ」である桐島青大でも同じ項目に得点が入るが他の3人ほどではない。また、年齢に着目しても桐島青大が15歳で子供っぽい面が目立つのに対し、年齢不詳の2人、58歳のサカズキは大人であるために言い方がきつかったり、渋さが目立っていた。
【女】
恋愛「怖い」→「かわいい」のギャップを利用しキャラの可愛さを引き出していた。逆に「かわいい」→「男らしい」のギャップでおもしろさを引き出すことも可能。「方言萌え」を狙う道具として使われていた。広島弁を使うキャラクター標準語基礎とした世界に一人置くことで女性に「男らしい」という印象をより付加させるためにも使うことができる。
図3 キャラクターの得点を男女別に合計し、それぞれの人数で割ったもの
表6 ステレオタイプと男女の比較
ステレオタイプ同様の男性と比べ女性はステレオタイプ以外の項目にもスコアがある。広島弁のステレオタイプ以外の印象をもたせることで「男らしい」というイメージではない華やかさなどを付加させている。