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0313014 柏原大志
0313056 榎本拓朗

6.1目的

方言漫画における方言一貫キャラと方言スイッチキャラの違いが出るのかを調べる。

6.2.調査概要

6.2.1.調査対象作品

表1.調査対象作品

表1.調査対象作品

分析作品の属性について、キャラの分け方について

[参考サイト]

6.5.班全体のまとめ

方言一貫キャラでは感情的であってもなくても方言を様々な場面で使っているが、方言スイッチキャラでは特に怒った時に方言が使われていて、より感情的になった時にでてくることが改めて分かった。しかし、調査前の見込みとは違い、方言スイッチキャラ全般が感情に左右されて方言を使うわけではなく、作者によるキャラの個性を立たせる意図が大きいのだと思われる。また若いキャラ、学生のキャラよりも大人のキャラが特に方言を一貫して話す傾向にあることがデータを通して分かった。

引用文献リスト

井上史雄(1977).方言イメージの多変量解析(上) 言語生活,311,82-91 筑摩書房

井上史雄(1977).方言イメージの多変量解析(下) 言語生活,312,82-88 筑摩書房

井上史雄(1980).方言のイメージ 言語生活,341,48-56 筑摩書房

沖裕子(1986).方言イメージの形成 国文学,63,172-158 関西大学国文学会

神鳥武彦・高永茂(1988).方言に対する好悪の意識―「広島方言」に対する場合― 国文学攷,120,1-18 広島大学国語国文学会

金水敏(2007).言と文の日本語史 文学,8(6),2-13 岩波書店

金水敏(2003).ヴァーチャル日本語 役割語の謎 岩波書店

定延利之(2006).ことばと発話キャラクタ 文学,7(6),117-129 岩波書店

田中ゆかり(2011).「方言コスプレ」の時代―ニセ関西弁から龍馬語まで 岩波書店

田中ゆかり(2014).ヴァーチャル方言の3用法 「打ちことば」を例として ひつじ研究叢書<言語編>,122,37-55 ひつじ書房

田中ゆかり(2014).「方言」が価値をもつ時代―StigmaからPrestige、そして… 都市問題,105(8),9-17 後藤・安田記念東京都市研究所

小野米一[ほか](編)(1997).日本のことばシリーズ1 北海道のことば 明治書院

神鳥武彦[ほか](編)(1998).日本のことばシリーズ34 広島県のことば 明治書院

坂口至・林田明(編)(1998).日本のことばシリーズ42 長崎県のことば 明治書院

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