日本大学文理学部国文学科

1章 ホーム
1.2.s
国文学科2年 大橋絵里花

1.調査項目

ホーム上の広告看板でどの言語が使用されているか、どれほど外国語が使用されているか調査をした。調査対象駅は26駅、各駅で見つかった広告看板の合計枚数は249枚である。

2.調査結果

1. 項目別の使用言語とその割合

対面上広告・椅子広告

対面広告は日本語のみで書かれた広告の方が多いが、椅子の広告は日本語のみよりも日本語と英語の2言語で書かれている方が多いということが分かった。

2. 駅ごとの使用言語とその割合

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このグラフを見ると、ほとんどの駅に日本語以外の外国語を用いた広告があり、多言語化しているといえる。中でも日本語のみの使用よりも外国語の使用割合の方が多い駅が23駅中7駅存在する。新大久保駅では韓国語や中国語など他の駅では見られない言語が使われている広告があった。これは新大久保駅にはコリアタウンがあり、韓国人の利用者が多いからだろう。これらの広告は外国人へ向けてのものだと思われる。

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椅子の広告の数は対面広告よりも少なかったが、外国語が使われている割合は高かった。こちらは21駅中13駅外国語が使用されているので多言語化していると言える。

3.まとめ

山手線各駅のホーム上の広告看板の表記はほとんどが日本語のみか、日本語と英語の2言語で表されているということが分かった。そして中国語、韓国語、スペイン語などのその他の言語はごく稀に使用されていた。日本語と外国語の割合で言うと外国語の使用率は高く、多言語化は進んでいると言っていいだろう。

今回の調査で山手線の広告看板はほとんど日本人向けに作られたものということが分かったが、広告も今後の外国人の増加に向けて外国人向けのものが増えて、より多言語化していくかもしれないと思った。