山手線各駅のホーム上にある駅名表示と出口案内。
駅名表示ではほぼすべての駅で日本語と英語が使われていた。出口案内では4ヶ国語表示(日本語・英語・韓国語・中国語)が一般的で、比較的小規模の駅には4ヶ国語に満たない所もあった。上記以外の言語が出口案内に用いられている駅はなかった。
以下は、私が担当した項目で特に面白い調査結果が出たのがピクトグラムである。次の図は各駅の出口案内に使用されているピクトグラムをまとめたものである。
JR東日本という大きな企業の駅である山手線の各駅では言語表記がほぼ統一されていた。これは、どの駅でも利用者に同等の情報を与えるという企業側の配慮に感じられた。ピクトグラムは視覚的情報である。ピクトグラムを使用することによって、多言語で表示しなくても情報を多くの人に簡単に与えることができる。国際化が進む日本において、より簡単に、多くの人に情報を与えるためにピクトグラムが普及し始めているのだろう。