日本大学文理学部国文学科

1章 ホーム
1.6.ホーム上緊急停止ボタン・ゴミ箱・線路上への落し物表示
国文学科2年 秋山真弓

調査結果

★非常停止ボタン★

これは調査した駅全駅に設置されていた。表示は全駅共通で地域差のような差異はみられなかった。しかし、ここで注目したいのが非常停止ボタンの注意書きの部分である。ボタンの名称は『非常停止ボタン』→『Emergency train stop button』と表記してある。注意書きは『緊急に電車を止める場合はこのボタンを押して下さい。』に対しては『Press the button to stop train in emergency』と英語表記があるが、その続きの『緊急時以外は扱わないで下さい。みだりに扱うと法律により罰せられます』に対応する英語表記がない。(写真1参照)

写真1
非常停止ボタン

★公衆電話★

携帯電話が普及しているためか、公衆電話を設置している駅は比較的少ない。その中で新宿、五反田、御徒町は日本語表記の電話しかなかった。面白いと思ったのは恵比寿、目黒、新橋が外回りにはないが内回りにはあるということ!!!!

さらに調査結果と画像を比較してみると日・英表記の公衆電話にも国内専用(灰色)と国際カードも使えるもの(緑色)の2種類あることがわかり、表記も若干違っていた。

表記が違っていた箇所は『挿入口』と『SOSの時はそのままダイアルして下さい』というところだった。

カード挿入口→
国内専用『CARD INSERT』
国内外兼用『TELEPHONE CARD』

SOSの時はそのままダイアルしてください→
国内専用『In case of emergency, pick up the receiver and dial 110 for police,and 119 for fire ambulance. 』
国内外兼用『Please dial without coin/card』

国内専用の説明の方が詳しく、より外国人向けに表記されている印象を受けた。
下の図は公衆電話の分布図である。

路線図

★印が国内外兼用(緑色)★が国内専用(灰色)である。これから考えると駅の使用人口によって設置されているのではないようだ。