1のグラフから商品・教育系の宣伝広告は圧倒的に貼り広告に多い一方マスメディア・店舗系の宣伝広告は吊り広告に多いことがわかった。吊り広告と貼り広告でどちらが販売促進力が強いかと言うと、おそらく吊り広告の方だろう。貼り広告と違ってたとえ席に座っても読むことができるし網棚に乗せられた荷物に隠れることもないからだ。つまり、電車内の広告によってより販売の促進が期待されているのは雑誌などのマスメディア系と言える。
また2のグラフからこれらの広告で用いられているのは圧倒的に日本語であるということが読み取れる。外国語が使われているといっても商品の名前などに用いられる程度で外国語使用者に対してのメッセージ性は感じられなかった。以上のことより山手線および山手線に接続する他線の車内広告はまだ多言語化はしていないという結果を見ることができた。