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第4章 日本食店からみた銀座

0313068 小杉菜々香

4.1.調査概要

食べログでディナーの予算が10000円以上の店舗を高級店、2000円以下の店舗をお手頃価格店として、看板とメニューの掲示の仕方、使用言語の差を調査する。

4.1.1.データ概要

  • 高級店・お手頃価格店、各10店舗。
  • 看板の総計は、44枚(高級店27枚、お手頃価格店17枚)。

4.2.高級店とお手頃価格店の比較の観点

【看板の種類】

図1.看板の種類

図1.看板の種類

高級店10店舗中、7店舗がビルの中に入っている店舗だったため、案内板・袖看板がほとんどの店舗で見られた。木・石彫り看板も多く、高級感と上品さが感じられた。

お手頃価格店では、ラーメン屋に、スタンド看板が多く見られ、和菓子屋はのれんが多く、和菓子屋ならではの上品さを感じた。

【店前のメニューの有無】

店の前にメニューの掲示があった店舗は、高級店1店舗、お手頃価格店5店舗であった。お手頃価格店のそば屋のメニューには、多言語で表記があり、観光客向けであることが分かる。

【使用言語の差】

高級店 お手頃価格
日・漢 10 10
日・ひ 1
日・カ
日・ロ 1
1 4
2
2
1
1
  1

表1:多言語が使われていた店舗数

表1から、お手頃価格店がより多言語表記が見られることが分かる。

4.3.日本食店の看板・メニューからみた銀座

今回調査した高級店とお手頃価格店の20店舗は、どの店舗も様々な特徴があり、看板の種類・店前のメニューの有無・使用言語の、価格帯での違いが見られた。高級店は日本人向け、お手頃価格店は観光客向けな店舗が多いという結果にはなったが、お手頃価格店とはいえ、上品さが感じられたり、どの店舗も日本らしさを感じることができるのは、観光客が多くオシャレな街という印象の強い「銀座」ならではではないか。

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