図2.交通エコロジー・モビリティ財団ホームページの推奨度別に割合を比較したグラフ
この図2からファストファッションはサンプル数が少ないのに対して推奨度が高いピクトグラムや図を使用していることが分かった。
一方で、全てのカテゴリーでその他の割合が多くなってしまったのは、クレジットカード、免税マーク(写真1)、Wi-Fi、AEDなど、交通エコロジー・モビリティ財団の規定には入っていないピクトグラム・図が多かった為である。
写真1. 観光庁規定免税店シンボルマーク
この調査結果から言えることは、「このような人が来るから」ピクトグラム・図を使用するのではなく、「もしこのような人が来ても利用しやすいように」ピクトグラム・図を使用していたということである。本当に客層に合わせてピクトグラムや図を設置するのであれば、推奨度の高いものを多用するはずである。推奨度が高くても数が少なければ目に止まらず、数が多くても推奨度が低ければそのピクトグラムが必要な人は限られてくるだろう。