三川町の方言調査 ふるさとのことば

調査概要

1.調査参加者

調査参加者は次の39人。
教員:荻野綱男・田中ゆかり、佐藤亮一、加藤大鶴、高田三枝子、三原裕子

大学院生:林直樹(M2)、蓑田実呂(M1) 奥富淳美(M1)

学部生:30人

<日大院生・学部生参加者>25人
[交流会班]
◎佐藤和徳(3年)・杉本育美(3年)・板野築(2年)・岩田嘉津信(2年)、○布川奈月(3年)・森山未季子(3年)・木島康太・齋藤星子(3年)・坂口慧(2年)・権炳浩(新羅大学交換留学生)、○遠藤理乃(3年)・齊木春香(3年)・田代裕子(3年)・吉田昌峰(2年)

[花火班]
◎山下文子(3年)・杉本彩実(3年)・宇田川隆之介(2年)、○奥脇有美(3年)・菅原順子(3年)・木村華子(2年)・廣瀬義人(2年)、○関根千尋(3年)・本間晴香(3年)・奥出和広(2年)・高橋直希(2年)

<加藤ゼミ生>5人
大江愛子、奥山望、小野日登美、小玉美月、渡部葉月(以上2年生)

2.調査日程など

事前準備期間は、前期開講の「現代日本語学の方法1」を中心に、調査票の作成を進める一方、7月7日・8日には、三川町から佐藤武夫氏をお招きし、予備調査ならびに調査票のチェックを行なった。7月の9日・10日は、佐藤・田中が三川町役場企画課を訪問、調査依頼等を行なった。7月中旬から下旬にかけて調査票や調査のしおりの確定・印刷・製本作業、録音機器を含む調査用品の準備等を行なった。
事後は、「フィールドワーク入門1」、大学院科目「日本語学特殊研究2」においてデータの整理・分析を行なった。

4.調査概要

質問紙を用いた面接調査とアンケート調査の2種類の調査を行なった。
面接調査の話者80人は、三川町役場からご紹介を頂き、役場・公民館・自宅等それぞれ指定の場所において面接調査を行なった。
アンケート調査は、一種の留め置き調査法をとった。7月下旬に面接調査協力者宛に同居家族分も含めた調査票を郵送によって送付し、面接調査の際、各家庭や公民館・役場などの調査場所において 回収した。一部は、役場の協力を得て、役場において回収されたものを受け取った。164票を回収した。
以下、面接調査とアンケート調査の概要をそれぞれ示す。

4-1.面接調査概要

面接調査は、下記のⅠ.~Ⅸ.の内容を含む調査票を用いた(巻末付録参照)。調査はすべてICレコーダーで記録した。平均所要時間は、約60分。120分を超過しても調査が完了しなかった場合は、途中で打ち切った。


[設問番号. 項目]
 冒頭確認
 1. 音調
 2. あいさつ
 3. 遊びのことば
 4. 親族名称
 5. フェイス項目
 6. 語彙1
 7. 語彙2
 8. ヤバツイ
 9. 語彙3
 最終確認

4-2.アンケート調査概要

アンケート調査は、次の項目を含む全7頁の調査票を用いた(巻末付録参照)。
平均的な所要時間は約15分。


[設問番号. 項目]
 1. フェイス項目
 2. 気づかない方言
 3. 伝統的な方言語彙
 4. 伝統的な方言文末詞
 5. 遊びのことば
 6. 朝のあいさつ
 7. お礼のあいさつ
 8. 携帯メールと手紙のことば
 9. 方言と共通語の使い分け
 10. 「ニセ方言」使用意識
 11. 方言イメージ

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