0314084 長島広朗
0314152 吉田直人
田中(2014)の報告を受け、デパート・百貨店における「田中(2014)の時点での銀座」と「今の銀座」とのウェブ、紙媒体のフロアガイド、およびフロントデスクでの対応言語の比較を行い、訪日外国人観光客が増加傾向にある今日において他言語対応がどの程度行われているのかを考える。
調査は以下の観点から行う。
(ⅰ)サービス場所
(ⅱ)サービス内容
(ⅰ)をベースとして(ⅱ)の観点について比較し、考察していく。
1.銀座三越
(中央区銀座4丁目6−16)
http://mitsukoshi.mistore.jp/store/ginza/index.html
2.松屋銀座
(中央区銀座3丁目6)
http://www.matsuya.com/m_ginza/
3.プランタン銀座
(中央区銀座3丁目3−2−1)
http://www.printemps-ginza.co.jp/
4.阪急メンズ東京
(千代田区有楽町2-5-1)
http://www.hankyu-dept.co.jp/mens-tokyo/
5.有楽町マルイ
(千代田区有楽町2-7−1)
http://www.0101.co.jp/stores/guide/store860.html
6.ルミネ有楽町店
(千代田区有楽町2丁目5)
https://www.lumine.ne.jp/yurakucho/
7.メルサ銀座2
(中央区銀座2丁目7−18)
http://www.melsa.co.jp/gin2.html
8.銀座和光
(中央区銀座4丁目5)
http://www.wako.co.jp/
9.交詢ビル
(中央区銀座6−8−7)
https://31urban.jp/institution.php?iid=0002
10.西銀座デパート
(中央区銀座4-1)
http://www.nishiginza.co.jp/
フロアガイドについて銀座三越は8階の改装を行っている影響で日本語版しか用意されていなかったのを除けば、田中(2014)の数値と変化があまりなかった。上位に関して言えば、Web、フロアガイド、フロントデスク何れにおいても他言語対応が盛んであった。ただ、表1の7~10のデパートではそれぞれに特化しているもしくは消極的な面が見られた。
表1
上位と下位の差で分かりやすかった差は、英語をタイトル部分のみに使うのか、それとも中のフロアの説明にまで用いるのかで他言語対応への姿勢が違っているように思われる。また、フロントデスクはそのデパートの構造上、設置すらできないということもあり、デパートとして面と向かっての他言語対応の増加はまだまだ時間がかかりそうである。
図1
東京オリンピック・パラリンピックが5年後に開催される予定なのでそれに合わせた変化に今後注目していく必要がありそうだ。