このページのPDFを印刷

第3章 銀座オフィシャル掲載の飲食店における言語表示の実態

3.6.『和菓子』『洋食の言語表示』(鄭 詒儒)

3.6.1.調査結果

表3 調査店舗のサンプル数(有:〇 無:×)

店舗名メイン看板外メニューパンフレットホームページ合計
菊廼舎×3
松崎煎餅×3
あけぼの××2
清月堂×3
とらや4
HIGASHIYA4
合計634619

表4 調査店舗のサンプル数(有:〇 無:×)

店舗名メイン看板外メニューパンフレットホームページ合計
煉瓦亭××2
MIKAWAYA4
銀圓亭××2
つばめグリル×3
合計421310

3.6.2.調査結果の分析

【和菓子】

中国語(簡体字)表記があったのはとらやのみだった。それも、店頭では表記されておらず、ホームページのみの表記であった。世界で通用する英語は最低限の多言語対応だが、近年訪日観光客数が増加している且つ消費力が高い中国観光客のために、ホームページだけでも中国語(簡体字)に対応しているとらやは、いちばん積極的に外国人観光客を呼び込もうとしている店だと考える。

【洋食】

銀圓亭以外の3店舗は、店頭において英語に対応している。しかしホームページにおいては、煉瓦亭の「人気定番メニュー」が英語対応しているだけで他2店舗はしていなかった。また、中国語の対応は全店舗どの項目においてもされていなかった。

店自体の値段が高いのも理由の一つだが、洋食は外国人観光客にとって日本に来なくても食べられるものなので、あまり外国人観光客をターゲットにしていないので日本語表記のみになってしまっているのではないかと考えた。

図4 とらやホームページ

図5 煉瓦亭ホームページ

ページTOPへ