写真1 ルミネ有楽町
写真の赤い丸に花びらのデザインで表示されているのが免税マーク。日本の国旗の日の丸と日本を象徴する桜をモチーフとしている。このマークを使用する目的としては、
観光庁では免税店のブランド化・認知度向上を目的とした免税店シンボルマークの運用を行っている。本シンボルマークを店頭等に提示することにより、日本の免税店についての外国人旅行者からの識別性を向上させ、外国人旅行者の利便性を高める。
(消費税免税店サイトより)
となっている。
メルサ銀座・西銀座デパート・交詢ビル・銀座和光については、免税カウンターを設置していなかったためデータには入れていない。
図を見ると、全てのカウンターで英語が使用されていた。免税は外国人向けのサービスであるため、あらゆる国の観光客にも分かりやすいように英語が使用されていると考える。次に、日本語・中国語(簡体字)・韓国語・中国語(繁体字)・その他の言語の順で使用されている。松屋銀座→有楽町マルイ→銀座三越・阪急メンズ東京→マロニエゲート→ルミネ有楽町店の順で多言語対応度が高いと言える。
図1 免税カウンターの言語数
免税カウンターを設置しているデパートではすべて公式の免税マークを使用し、多言語対応にも取り組んでいる。特に英語は全てのデパートで使用されている。これは、免税サービスが日本全体で取り組んでいる正式なサービスであるためではないか。
免税カウンターを設置していないデパートでは①メルサ銀座・西銀座デパート、②交詢ビル・銀座和光の二つのグループに分けられる。
①は公式マークではなく言語対応にも少ない→免税そのものに消極的
②は公式マークを使用しているが言語対応は少ない→免税に対応しているが、高級デパートであるため逆に目立たせないようにしている。
と考えられる。
ほぼ全てのデパートで使用されている免税マークは、日の丸に桜というデザインで統一されていて一目で日本を表していることが分かる。これによって、外国人観光客に免税店であるということを分かりやすく伝えている。