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第3章 銀座オフィシャル掲載の飲食店における言語表示の実態

3.7.『寿司』『トンカツ』の言語表示(野村 優)

3.7.1.調査結果

表5 調査店舗のサンプル数(有:○ 無:×)

店名メイン看板外メニューホームページ合計
久兵衛3
鮨一×2
寿し幸×2
築地玉寿司3
合計42410

※鮨一のメイン看板については、暖簾しかなかったためそれをメイン看板とした

表6 調査店舗のサンプル数(有:○ 無:×)

店名メイン看板外メニューホームページ合計
梅林3
矢場とん3
合計2226

図6 鮨一の暖簾

3.7.2.調査結果の分析

【寿司】

どの店舗も店頭やメイン看板の表記に他言語を使用していなかった。これはどの店舗も価格設定が高く老舗のものであったため、最初から外国人観光客を呼び込もうとしているわけではないと考える。鮨一に関しては見つけづらい路地裏にあったりなど、積極的に呼び込みをしていないところもある。久兵衛と築地玉寿司については、外に出されているメニューも日本語表記のみで、他言語には対応していなかった。また、ホームページがあっても寿し幸は英語表記への切り替えができなかったり、築地玉寿司を除いた3店舗はしっかりと対応しているわけではなかったりした。

【トンカツ】

2店舗とも店頭では他言語表記をしていなかったが、ホームページでは多言語切り替えに対応していた。しかし、2店舗とも切り替えは一部分のみでホームページ全体には及んでいなかったので多言語対応しているとは言いにくいが、矢場とんは日・英・中(繁体字)の他に、韓国語も使用していた。

図7 矢場とんのホームページ

図8 矢場とんの多言語切り替え

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