三川町の方言調査 ふるさとのことば

遊びのことば

その他の遊びについて

国文学科3年 田代 裕子

1.はじめに/目的

<花いちもんめ・どちらにしようかな・ずいずいずっころばし・ジャンケン・数字当てゲーム>を除いた遊びの中で、三川町で遊ばれている伝統的なものを探る。

2.使用した調査項目

アンケート調査より
Ⅲ 遊びのことば 7.≪その他の遊び≫ P12

【設問内容】
他<花いちもんめ・どちらにしようかな・ずいずいずっころばし・ジャンケン・数字当てゲーム を除いたもの>に小さいころにあなたが遊んでいた「歌を歌いながらする遊び」があれば教えてください。

(1)名称 (2)内容(歌、遊び方)

3.分析対象データ

・子供時代の遊びのため、15歳までに三川町に住んだことがある人を対象とする。
・全80人中回答者数31人、有効回答46
(複数回答者が存在するため、有効回答数≠総数)

*名称が抜けていて、内容部分に「じゃんけん」など記入してあるものは名称に記入しなおした
*『まるはに』は(*歌なし)とあったために除外
*『おしょーさん』は(じゃんけんと同一のもの)とあったため除外

3.報告

~全体~(図1参照) カゴメカゴメが7、オオナミコナミ・けんけんぱ・お手玉が4、あんたがたどこさ・アルプス一万尺・だるまさんがころんだ・セッセッセーノヨイヨイヨイ・てまり・まりつきが2、その他はすべて1人ずつ回答という結果になった。

~分析~
自由回答という形式のためか、外住歴の有無では差は見られなかった。全体的に全国で見られる「歌を使った遊び」が多く、歌詞にも三川町特有の変化はうかがえない。
有効回答者31人中女性が16人と半数を占めていた。アンケート全回答者では女性は81人中23人、そのうちの約3分の2がこの設問に回答したということは、歌を使った遊びは主に女性になじみ深いものであると言えるのではないだろうか。
(図1)

合計 46

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