0315074 黒田 亮平
0315083 鈴木 裕子
0315084 関根 愛菜
対象店舗がどのような言語を使用しているかを調査することによって、「銀座の今」を知る。恒常的掲示、臨時的掲示、店内放送での使用言語を比較し、違いを調査する。
多言語対応がいまどのように変わっているのかを比較するため、「銀座の言語景観5-2015年度基礎演習2報告書-」の5章で対象とされている10店舗11種類を対象とする。(銀座三越を空港型免税店とその他のフロアで分ける)
まず言語について考察する。
今回の調査では同じ店舗であっても、上の図からわかるようにフロアガイド、パンフレット、エスカレーターで多言語対応に差が見られた。たとえば、私たちがはじめに最も多言語対応していると予想していた銀座三越は、フロアガイドで多言語対応に遅れがみられた。またフロアガイドで最も多言語対応していた阪急メンズ東京は、店内放送で遅れが見られた。3つの項目のうち1つでも多言語対応できていれば、ある程度の対応はできると考えられることから、最も変更しやすいパンフレットでは、多くの店舗で多言語対応が最も進んでいた。反対に最も多言語対応が遅れていたのは店内放送であった。
次にピクトグラムについて考察する。ピクトグラムの面から見ると、やはり銀座三越が一番多くピクトグラムを使用していた。はじめはほとんどのデパートでJIS規格のものが多く使用されていると予想していたが、全てのピクトグラムでJIS規格のものを使用しているデパートは無かった。
最近では2020年に行われる東京オリンピックに向けて、ピクトグラムがISO規格のものに変更される動きが見られる。また訪日外客を増やそうとする政府の政策で、新たな国や地域からの観光客獲得しようとする動きが活発になっている。そのため今後もそれぞれの項目で、対応言語数の増減やピクトグラムのデザインを中心に調査していく必要があると考えた。
▸http://www.n-elekyo.or.jp/instructions/escalator.html?tab=1
一般社団法人日本エレベーター協会
▸http://dictionary.goo.ne.jp/jn/208204/meaning/m0u/ goo辞書
▸小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
▸http://www.tfd.metro.tokyo.jp/index.html 東京消防庁
▸http://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/data_info_listing/pdf/161116monthly.pdf
日本政府観光局(JNTO)
▸http://www.hankyu-dept.co.jp/mens-tokyo/
阪急メンズ東京
▸http://kanbanmaker.com/pictsign/ ピクトグラム検索
▸https://www.printemps-ginza.co.jp/ プランタン銀座