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第2章 銀座のアンテナショップにおける言語景観

0315049 村上裕美
0315086 高野佑亮
0315087 高橋満里奈

2.1.調査概要

銀座のアンテナショップにおける多言語化の取り組み方から、地域ごとによる対外意識の違いと対外意識が強い都道府県の特徴を調査する。対象店舗は以下の10店舗。

表1 対象店舗一覧

店舗名住所HP
広島県ブランドショップ「TAU」中央区銀座1-6-10銀座上一ビルディングhttp://www.tau-hiroshima.jp/
まるごと高知中央区銀座1-3-13オーブプレミアhttp://www.marugotokochi.com/
茨城マルシェ中央区銀座1-2-1紺屋ビルhttp://www.ibarakimarche.com/select/
おいしい山形プラザ中央区銀座1-5-10ギンザファーストファイブビル1F・2Fhttp://oishii-yamagata.jp/
銀座わしたショップ中央区銀座1-3-9マルイト銀座ビルhttp://www.washita.co.jp/info/shop/ginza/
いしかわ百万石物語・江戸本店中央区銀座2-2-18TH銀座ビルhttp://100mangokushop.jp
銀座熊本館中央区銀座5-3-16http://www.kumamotokan.or.jp/
銀座NAGANO中央区銀座5-6-5NOCOビルhttp://www.ginza-nagano.jp/
ぐんまちゃん家中央区銀座5-13-19デュープレックス銀座タワー5/13 1F・2Fhttp://kikaku.pref.gunma.jp/g-info/
岩手銀河プラザ中央区銀座5-15-1南海東京ビル1Fhttp://www.iwate-ginpla.net/

2.2.調査項目

全ての店舗の恒常的掲示、臨時的掲示、外国人向けサービスの三点から調査する。調査場所は店舗正面入り口とし、店内は一歩入って目視できる範囲で特徴のある場合のみ調査する。調査項目は、言語の種類とメッセージ内容とする。

2.6.全体のまとめ

今回調査した10店舗は現段階では多言語化は十分に進んでいるとは言えない結果であった。それは、アンテナショップが元々国内消費者向けに作られた店舗であることに関係がある。そのため、恒常的掲示は多言語化がほとんど見られなかったが、臨時的掲示や外国人向けサービスでは外国人観光客の増加に伴い多言語化を進めている様子が見られた。しかし、各県での外国人観光客誘致に向けての対策にアンテナショップは優先度が低いため十分に対応できるほどの多言語化はされていないと感じた。

一方で、県全体での外国人観光客誘致の活動へのアンテナショップの参入や2020年の東京オリンピックに向けて地域の観光情報の発信を強化する計画などが進められている。

このように、今後アンテナショップも多言語化されていく可能性がある。

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