東京都23区における自治体の言語サービスの実態

各区の概況調査

港区概況

国文学科 森本敦

人口の変化
外国人登録者の内訳と人数の変化

東京23区中4番目に外国人登録者数が多い。登録者の国籍は110カ国余りであり上位6カ国で登録者全体の約70パーセントを占めていること、欧米系の国籍者が比較的多いことが港区の特徴であげられる。

その他

大使館や領事館などの駐日外交公館が集中して建てられており、日本にある全体の43%が港区に存在する(全169カ国・地域のうち73カ国・地域)。また外資系金融企業の本社が集中し、平成三年の段階で、港区・中央区・千代田区で9割を占めていた。(参考3)企業が多いために昼間人口が837,658人に対して、夜間人口が159,336人と1/5に減少する。(参考2)

【参考文献】
1:港区国際交流協会「協会紹介」
2:港区「みなと情報館 統計データ - 人口・世帯」
3:経済企画庁「東京と地方―ゆたかさへの多様な選択」『国民生活白書 平成三年版』平成三年
  港区総合経営部区長室『みなと区政要覧 平成19〜20年度版』平成十九年