東京都23区における自治体の言語サービスの実態

各区の概況調査

足立区概況

国文学科 尾沼侑季

位置

東京23区の最北端に位置。

面積

53.20km2。大田区、世田谷区についで第3位の広さ。

地勢

  • 北西部はやや高く、南東部に行くに従って、緩やかに傾斜しながら下っているところから、農耕に適している。
  • 川が多い。

産業

    【工業】
  • 皮革製品(靴、かばん)
  • 一般機械器具(検査機器、製造用機器)
  • 繊維製品(衣類など)
  • プラスチック製品(事務用品、玩具など)
    【農業】
  • 花き園芸(キク、チューリップ)
  • つまもの園芸(あさつき、むらめ、あゆたで、めかぶなど)
  • 野菜栽培(コマツナ、ホウレンソウ、ネギ、ダイコン、キャベツ)
    【その他】
  • うどん・そば店数、ラーメン店数ともに都内で上位である。

友好・姉妹提携都市

    【友好都市】
  • 新潟県魚沼市
  • 長野県山ノ内市
  • 栃木県鹿沼市
    【姉妹提携都市】
  • オーストラリアベルモント市(主要言語→英語)

人口の変化
  世帯数(戸) 人口総数(男女)
平成19年 285,373 624,914 316,217 308,697
平成18年 282,274 624,365 316,069 308,296
平成17年 279,840 624,429 316,212 308,217

(各年1月1日現在) (単位 万人)

外国人登録者の内訳と人数の変化
  韓国及び朝鮮 中国 フィリピン その他
平成19年 8,877 6,308 3,666 2,696
平成18年 8,928 6,096 3,648 2,733
平成17年 8,981 5,900 3,646 2,722

(各年1月1日現在) (単位 万人)

■1990年代以降、足立区では外国人が急増するとともに定住化が進んでいる。韓国人ニューカマー(1980年代以降来日)が年々増加の傾向有り。
■区の人口は、昭和から平成に入った頃の減少傾向から、近年は緩やかながら上昇へ転じているが、障害者数は人口の増減や少子高齢化の影響を受けることなく増加傾向にある。
東京23区の中では、身体・知的・精神障害者とも、手帳所持者などが他区に比べて多くなっており、低所得者対策や高齢者施策とあわせて、福祉にニーズの高い自治体となっている。