東京都23区における自治体の言語サービスの実態

言語サービス

外国人登録窓口

国文学科2年 向後淑子

調査概要

東京23区・区役所内の外国人登録窓口では、何人の職員が何ヶ国語で登録者に対応しているのか、また、今後対応言語を増やす予定があるのかを調査した。

外国語対応可能な職員数と対応言語の種類

外国語対応可能な職員数は言語ごとの延べ人数を調査した。

窓口にいる職員全員が英語で対応できるようだ。中野区は職員数が0人というデータだった。  新宿区や港区は外国人登録人口が多いためか、外国人登録窓口にいる職員数、外国語対応可能な職員数も多かった。ただ、一概に外国人登録人口が多い区の登録窓口に多くの職員がいるともいえず、23区内で一番外国人登録人口の少ない(平成19年1月現在)千代田区は窓口に常駐している職員数、外国語対応可能な職員数ともに他の外国人登録人口の多い区より充実しているという結果になった。

対応言語の追加予定
区名 追加予定 追加言語 追加理由
江東区 英・中・韓 追加言語を話す登録者数が多いから。
品川区 非常勤のアルバイトスタッフの採用を検討中で、そのスタッフが中国語を話せる。

対応言語の追加予定があるのは江東区と品川区のみあった。江東区は来年4月以降に非常勤を2名採用する予定である。また、中央区では「英語の次に中国語・韓国語をはなす方が多いが、役所内で課の異動があるため対応言語を追加してもずっと外国人登録にいれるわけではないので、追加予定はない。」という。追加予定のあるこの両区も職員ではなく非常勤の採用なのは、そういう理由からかもしれない。

参考

東京都の統計
閲覧日2008/01/16