国文学科2年 青玲歌
各区役所の戸籍住民課・高齢者福祉課・外国人登録課に設置された機器
を対象に、表示されている利用案内(操作手順)、自動窓口の番号札、発券機に書かれている言語を調査する。
千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、中野区、杉並区、豊島区、北区、板橋区、練馬区、足立区、江戸川区
調査から、区役所内の機器本体に表示される言語は、最大2カ国語(日本語・英語)で対応できることわかった。また機器本体ではなく、案内や注意書きという形で対応をするケースでは、最大で4カ国語(日本語・英語・中国語・韓国語)を使用していた。区の特徴を踏まえ、さまざまな外国籍の利用者に配慮した表示といえる。
【中野区 - 券売機】
港区 | 墨田区 | 江東区 | 中野区 | 豊島区 | 板橋区 | 練馬区 | 足立区 | |
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日 | ○● | ○● | ○● | ● | ○● | ○● | ○● | ○● |
英 | ● | ● | ● | ● | ||||
中 | ● | ● | ● | |||||
韓 | ● | ● | ● |
【墨田区 電光掲示板】※番号の上部に英語で「Please wait a minute」と、日本語で同じ内容の文章がスライド表示されている。
【江東区 整理番号札】
戸籍登録課では最も機器の設置が多く、ほぼ日本語対応である。点字や音声案内、数字のみの表示など、さまざまなタイプの機器がみられた。外国人登録課に関しては、職員が声で案内をする場合が多く、機器の設置において遅れがあるため、まだまだ日本語中心の対応となっている。(高齢者福祉課には、調査完了区すべてに機器の設置がなかった。)
今後、機器の設置状況や人口推移の見直しから、外国人利用者に配慮した機器の導入があることが予想される。各区の外国人登録者の国籍別統計数を踏まえ、機器における多言語化を期待したい。