表3.動線標示の対応言語とピクトグラムの有無
ID | 施設名 | 日 | 英 | 中 (簡) |
中 (繁) |
韓 | 使用 言語数 (横計) |
ピクト グラム |
備考 |
1 | EXITMELSA | なし | |||||||
2 | GINZA SIX | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | あり | |
3 | NISHIGINZA (西銀座) | なし | |||||||
4 | ギンザ・ グラッセ | なし | |||||||
5 | 銀座三越 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | あり | |
6 | バーニーズニューヨーク銀座店 | なし | |||||||
7 | 阪急メンズ東京 | なし | |||||||
8 | 松屋 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | あり | |
9 | マロニエゲート銀座1 | なし | |||||||
10 | マロニエゲート銀座2&3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | あり | |
11 | メルサ銀座二丁目店 | なし | |||||||
12 | ルミネ有楽町店 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | あり | ピクトグラムのみ | |
13 | 和光 | なし | |||||||
14 | 銀座コア | なし | |||||||
15 | 銀座ベルビア館 | 未調査 | |||||||
16 | 東急プラザ銀座 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | あり | |
17 | 有楽町マルイ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | あり | |
18 | 有楽町イトシア | なし | |||||||
19 | 有楽町マリオン | なし | |||||||
各言語使用数(総計) | 6 | 4 | 0 | 0 | 0 | 7 | |||
平均言語使用数 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
上の表3は、銀座の百貨店、複合商業施設におけるエレベーターに関する動線標示について、動線標示(正面入り口付近)自体の有無と、対応言語、ピクトグラムの有無について示したものである。表3からは以下のことが伺える。
1.正面入り口付近にエレベーターの動線標示がある場合の方が少ない
2.動線標示がある場合、ピクトグラムが採用されやすい
3.動線標示の対応言語は少なく、調査範囲内では日本語、英語の二言語までである
1より、今回の調査範囲の指定ミスが考えられる。例えば有楽町イトシアの報告には「2階より上には吊り下げ型案内板でピクトグラムの表示あり」とあり、今回の「正面入り口付近」の範囲外では動線標示があったことが伺える。下見の段階で動線標示の位置の特徴を押さえていれば、もう少しデータが増えたと思われる。
2.より、エレベーターはピクトグラムで伝わりやすい、ということである。例えばルミネ有楽町店は言語による表記が全くなく、ピクトグラムのみで示されている。これは省スペースで表示するのに、ピクトグラムを用いることが最も効率的だと判断した、と考えられる。
そして3.より、2.で示した通り、ピクトグラムが動線標示の働きをほぼ網羅するため、母国語である日本語と、国際標準語が選択され、中国語(簡体字・繁体字)韓国語が省略された、と考える。