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第7章 エスカレーターの報告と分析

7.5.臨時的掲示の報告・分析(鞠子遼)

表3.臨時的広告の収集結果

ID 施設名
(簡)

(繁)
韓0 その他 使用言語数
1 EXITMELSA 0 0 0 0 0 0 0
2 GINZA SIX 0 0 0 0 0 0 0
3 NISHIGINZA (西銀座) 0 0 0 0 0 0 0
4 ギンザ・ グラッセ 0 0 0 0 0 0 0
5 銀座三越 0 0 0 0 0 0 0
6 バーニーズニューヨーク銀座店 1 1 1 0 1 1 5
7 阪急メンズ東京 0 0 0 0 0 0 0
8 松屋 1 0 0 0 0 0 1
9 マロニエゲート銀座1 0 0 0 0 0 0 0
10 マロニエゲート銀座2&3 1 0 0 0 0 0 1
11 メルサ銀座二丁目店 0 0 0 0 0 0 0
12 ルミネ有楽町店 1 1 1 1 1 0 5
13 和光 0 0 0 0 0 0 0
14 銀座コア 0 0 0 0 0 0 0
15 銀座ベルビア館 1 0 0 0 0 0 1
16 東急プラザ銀座 0 0 1 0 0 0 1
17 有楽町マルイ 0 0 0 0 0 0 0
18 有楽町イトシア 0 0 0 0 0 0 0
19 有楽町マリオン 0 0 0 0 0 0 0

図2.臨時的広告の使用言語

写真6.ルミネ有楽町の臨時的掲示

エスカレーター脇の臨時的掲示は店舗によって偏りが大きかった。臨時的掲示が見られた店舗は19店舗中6店舗あり、そのほとんどが日本語であった。その中で5言語による表記が見られたのはバーニーズニューヨーク銀座店とルミネ有楽町店である。写真6は免税カウンターの説明であり五言語(日・英・中《簡・繁》・韓)が使われているが、日本語が一番小さく表記されている。

図3.2019年7月の訪日外客数(日本政府観光局より)

図3は日本政府観光局の「日本の観光統計データ」、2019年7月の訪日外客数のグラフである。この図から訪日外客数は東アジアが最も多いことがわかり、東アジアの中でも特に中国、韓国からの訪日外客数が多いことがわかる。このことから、バーニーズニューヨーク銀座店とルミネ有楽町店の臨時的掲示で見られた五言語(日・英・中《簡・繁》・韓など)も訪日外客数が関係していると考えられる。また、英語は世界で広く使われている言語であるため、より多くの人が理解できるようにエスカレーターの注意喚起や臨時的掲示にも使用されているのだろうと考える。

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