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第7章 エスカレーターの報告と分析

0318080 林乃愛
0318085 鞠子遼

7.1.目的

銀座のデパート内にみられるエスカレーターに関わる言語景観の違いや、ピクトグラムの違いを調べ、どのような共通点、差異があるのかを調べる。

7.2.調査概要

7.2.1.調査項目(調査アイテム)

・エスカレーターにおける注意・禁止事項などの対応言語やピクトグラム
・エスカレーター脇の臨時的掲示の対応言語やピクトグラム
・エスカレーター乗降部分のフロアガイドの対応言語やピクトグラム
・エスカレーターへの案内表示に使われている対応言語やピクトグラム

7.2.2.アイテムごとの収集データ数(表1参照)

表1.調査項目と収集データ数

ID 施設名 注意・
禁止事項
左右・脇の
臨時的掲示
乗降部分の
フロアガイド
導線案内 横計 備考
1 EXITMELSA 1 0 1 0 2  
2 GINZA SIX 1 0 1 1 3  
3 NISHIGINZA (西銀座) 1 0 1 1 3  
4 ギンザ・ グラッセ(✕) 0 0 0 0 0 調査対象
なし
5 銀座三越 1 0 1 1 3
6 バーニーズニューヨーク
銀座店
0 1 0 0 1  
7 阪急メンズ東京 1 0 1 0 2  
8 松屋 1 1 1 1 4  
9 マロニエゲート銀座1 1 0 1 1 3  
10 マロニエゲート銀座2&3 1 1 0 1 3  
11 メルサ銀座二丁目店 1 0 1 0 2  
12 ルミネ有楽町店 1 1 1 1 4  
13 和光(✕) 0 0 0 0 0 調査対象
なし
14 銀座コア 1 0 1 0 2  
15 銀座ベルビア館 1 1 1 1 4  
16 東急プラザ銀座 1 1 1 1 4  
17 有楽町マルイ 1 1 0 1 3  
18 有楽町イトシア 1 0 1 0 2  
19 有楽町マリオン 1 0 1 0 2  

7.2.3.調査観点

・対応言語の数や種類、偏りの有無。
・ピクトグラムの有無。

7.2.4.調査観点

全フロアを見てまわるのは大変であるため、入り口のあるフロアとその上下階を対象とした。

①入口のあるフロアが1Fで上下階を調査する場合はB1F~2F
②入口のあるフロアが1Fで上階を調査する場合は1F~3F
③入口のあるフロアが1Fで下階を調査する場合はB1F~1F

このように、他の調査と並行して①~③の中から調べやすい方法を一つ選び、合計三フロア分調べていただいた。

注意・禁止事項・広告・フロア案内は上り、下り合わせて三フロア分。 エスカレーターへの案内表示に関しては入り口のあるフロアのみ。

7.3.報告・分析の分担

  • 注意、禁止事項・臨時的掲示:鞠子
  • フロアガイド・導線案内:林

写真1.注意・禁止事項(メルサ銀座)

写真2.臨時的掲示(三越)

写真3.フロアガイド(三越)

写真4.導線案内(マロニエゲート銀座)

7.9.班全体のまとめ

今回の調査はエスカレーターにおける対応言語の数や種類、またピクトグラムの有無を中心に行った。全体を通して、エスカレーターでは日本語を中心とした表記が多いことが伺える。その中でもフロアガイドは、店舗を見て回る時に重要であるため、多言語表記の割合が高くなっていると考える。偏りが大きかった臨時的掲示に関しては、店舗内のデザイン性の重視や免税カウンターの有無などといった各店舗の特徴が出やすいものであると考える。

また、注意・禁止事項、導線案内に関してはピクトグラムの使用が多いことがわかった。国際化が進む中で、国籍に関わらず多くの人が理解できるピクトグラムの需要は高いであろう。今回の調査では使用されているピクトグラムの数や種類にまで目を向けることができなかったため、どのような種類があるのか、また他の機関と比較してその使用率に差はみられるのか、などといったことにも目を向けてみたいと考える。

7.10.引用サイト

日本政府観光局「各国・地域別の内訳」 
https://statistics.jnto.go.jp

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